rain×rain【完】




土方さんよりも早く見つけだしてみせる。


僕は心にそう決めて八木邸を出ようとした



その時だった。


ドンっと何かにぶつかり、僕は少し後ろへ退いた。



何だよ…


人が急いでるときに!!

斬ってやろうか?!



「痛たた…。あっ、沖田さんっ!?」



聞き慣れた声がした。


この声を僕が忘れるはずない。


「桜…ちゃん…」