太陽が少し山から顔を出したのを確認すると、 僕は浅葱の羽織りを羽織った。 土方さんは…放っておこう。 ま、どうせ土方さんも一人で行くだろうけど。 自分の愛刀、菊一文字を腰に差した。 太陽がまだでていなくても暑い。 僕はその蒸し暑い中、静かに部屋を出た。 君が無事であることを祈って。