rain×rain【完】





「おい!あそこに人がいるぞ!!」


…バレた!?

なんで気配とかわかっちゃうのよ!



私は急いでその場から駆け出した。




「あいつ昼間の女じゃねぇか!?」


「ほんとだ!なら、なおさら捕まえねぇとな!!」



しかも…昼間の不良達ですか!


やばい!追いつかれる!


そう思った時…

私ってやっぱりついてない。



私は石につまづいて転けてしまった。



「や~っと追いついたぜ。」


ニヤニヤと不良は私を囲んだ。




「結構かわいいんじゃねぇの?この女。」


浪士達がじりじりと私に歩み寄る。




「誰かっ!!助けて!!」