「「総司!!」」


俺と土方さんの声が重なった。


「息返ってきた死人を見るような目で見ないでよ。」



総司は、はははっと笑った。


事情も知らないでのんきな奴。



「もう起きていいのかよ?」


チッと舌打ちしながら土方さんは聞いた。


なんだかんだ言っても土方さんは総司を心配している。


「誰かさんにこんな大声で騒がれたら、
目も覚めちゃいますよ。」



総司はわざと「誰かさん」を強調する。


「で、何があったんですか?」


総司はいたって笑っているが、どこか怖いオーラがでていた。



俺は仕方なく事情を話した。