よっぽど心配してんだな…総司のこと 俺は立ち上がり桜へと近寄った。 「看病ありがとよ。」 あいつの頭をクシャクシャと撫でた。 桜は無言でコクリと頷く。 「あとは俺がやっておく。てめえは夜まで休んでおけ。」 俺がそう言うと桜は顔を真っ赤にしながら口をポカンと開けていた。 なんてマヌケな面してやがるんだ。 つい俺は少し声を上げ笑ってしまった。 こんなに純粋に笑ったのは久々だ。