重いまぶたを開けると、そこには桜がいた 体をゆっくり起こし辺りを見渡した。 「っ…痛ってえ。」 ズキンとうずいた額に手を抑えた。 隣には桜、総司、安藤早太郎、新田革左衛門の順に並んで寝ていた。 「んっ…起きたの?」 そう言って桜はムックリと起きあがってきた。 そうか…俺あれから戦線離脱したんだ。 「あ、悪い。起こしちまったか?」 俺がそう言うと桜は吹っ飛ぶんじゃないかってぐらいに首を横に振った。