そこには5・6人の浪士に囲まれた沖田さんがいた。
その内の1人が沖田さんは斬りかかってきた浪士に難なく一撃をくらわす。
「1人じゃかなわないでしょ?
みんなまとめてかかっておいで。」
私がいる位置にも伝わってくる…
ゾクリとさせられるその笑みに殺されそうなほどに鋭い殺気。
これが…新撰組、一番組組長沖田総司。
その挑発に乗って浪士たちは一気に沖田さんへと斬りかかる。
私はあまりの修羅場にゴクリと唾を飲み込んだ。
「うあぁぁぁっ!!」
次々と血を吹いて倒れていく浪士たちに私は目を見張る。
沖田さんには無駄な動きがなく、確実に相手の急所を突く。
その姿は月明かりに照らされ妖美な舞を舞っているようにも見えた。

