rain×rain【完】







「ふーん、結構かわいいんじゃん?」






私は少しうつむく。

うっ…顔がすごく熱い…



絶対、私の顔真っ赤だよ…








「だよなー、俺もそう思う。」









ちょっと、ちょっとー
もぅいい加減にして!!




なーんて言えるはずもなく。







「ほらほらー、新撰組のみなさん。」






そう言って助けにきてくれたのはあの陽向さんだった。








「桜が恥ずかしがっておりますゆえ。」







陽向さんはニコっと笑い、
私に出ておいき、と言わんばかりに顔をくいっと動かした。



私は一礼をして部屋をあとにした。