僕は急いで近藤さんのあとを追い、 二階へと登った。 そこには5・6人の浪士がいた。 僕はスッと近藤さんの隣に立ち、刀を構える。 「御用改めである!! 手向かいいたすと容赦なく斬り捨てる!」 近藤さんは大声で言った。 一気にその場には静寂が訪れ、緊迫した空気が流れる。 ガッシャーンッ その時、下の階で大きなもの音がした 「おい、平助!!…っちきしょう!! 人数が足りねえっ!!誰かいねえのかっ」 新八さんの悲鳴じみた声が聞こえた