「お酒の追加をお持ちいたしました。」
私は部屋に入る際に陽向さんに習った通りに一度深くお辞儀をした。
そしてお酒を注ぎに回る。
私は部屋を見回す
私が想像していた40、50代のおじさんばかりではなくて
20歳ぐらいの人や、もう少し若く見える人などがいて少し驚いた。
まあいいや、仕事しなくちゃ
手前の人でいいか…
私はそそくさと手前の男性に注ぎに行く
「見ない顔だね。ねぇ、名前はなに?」
その男性はそっと囁くように聞いた。
「えっと…桜…です…。」
私は今までそんな経験もないため少し顔を下にむけた。
なんか…恥ずかしいっ!!

