rain×rain【完】




「っ~…痛てーっ!!」



「…大丈夫?」



そう言って俺の隣に座ったのは桜だった。


俺はもちろんあのあと総司に負けて、
ボッコボコにやられた。



「ほーんと、何もあんなにやらなくてもいいよなあ…」



すると桜はなんとも無邪気で楽しそうにケラケラと笑い出した。



「ほんと、あれはひどかったです。」



なにがそんなに可笑しいんだか…



こっちに死にかけたっつーの!!



でも桜が笑っているのを見ていると、
こっちもなんだか笑えてきた。



桜が笑うならそれでいいか…


まあもう総司の相手したくねーけどな