「おいおいあんま鼻水つけすぎんなよ~」
恥ずかしい気をまぎらわすために俺はふざけたことを言ってやった。
すると桜は顔を上げた。
目は腫れているが、泣きやんだようだ。
「つっ…つけないよ!!」
そう言って桜はあははっ笑った。
その笑顔は夕日に照らされて輝いていた。
この笑顔は反則だろっ!!
「平助なんか顔が真っ赤だよー?」
桜は無神経に「熱でもあるのかな?」と言い、おでこをひっつけた。
顔近いって!!
そんなことは逆効果なんだよ!!
「ゆっ…夕日だよ!夕日!!」
俺は慌ててそう言った。
俺はこの笑顔が大好きなんだ。

