「とりあえず探さないと!!」
僕たちは大広間へと向かった。
大広間には新八くんと左之さんがいた。
「ねえ!土方さん知らない!?」
新八くんと左之さんは僕と平助の様子がおかしいことからただ事じゃないと悟ったらしい。
「何かあったのか?」
左之さんのその言葉はどこか動揺しているようだった。
僕は今さっき起こったことを大まかに話した。
屯所の中はすべて探した。
あと他にどこかあると言えば…
中庭の離れにある
「拷問…部屋………。」
それを聞いた途端にみんなの血の気が引いていくのがわかった。
僕たちは拷問部屋へと急いだ。
だってきっとあの子は命乞いなんてしない
だからとても不安なんだ

