「緋苺! はやくっ」 Kを好きなことを知ってる親友が 手をひっぱった。 最前列。 Kの姿が、目の前で みんなの応援なんて 聞こえなかった。 Kの姿しか 見えなかった。 「戻ってきたらオツカレ! だよ?」 応援してくれてる親友の1人、Nが 肩に手をまわしながら囁いた。