それぞれの花



円「へぇ」

美夜「うん!カッコいいし 優しい」

美夜「うちあの人好き!」

改めて思うけど

あたしは恋したときは

口に出せない

人に言ったりできない

だから相談も滅多しない

まぁ恋なんか中2から

した覚えが無い

逃げ腰になってる自分がいるし

美夜はこんな

こっ恥ずかしい

ことよく言えるな~と

少し感心しつつ

円「そっか ライバル多いだろうけど頑張って」

と美夜の肩をぽんと叩く

美夜がニヤける

ニヤけた顔 のだの前では

見せんなよ 絶対引くから

円「てか入学して2か月しかしてないのに」

円「メールとかすごい あたし男子の1人も持ってない」

美夜「えぇ!?マジ!?」

円「うん。マジ」

真顔で言ったと同時に

チャイムが鳴って

出席番号1番のあたしと

美夜(山下美夜)の17番

で見事に引き離された

美術好きだけど

先生嫌い

あーあ 早く終わんないかな