「澪ちゃん大丈夫だよ。」





「俊介?


お前か?


澪を誑かしている男


って言うのは。」



「俊介君はそんな人じゃないです。」


俊介君の背中に隠れながら反論






「澪ー。

冷たいなぁ、

俺はお前の彼氏だって言うのに・・・。」




あまりの衝撃に何も言えなかった

今この人とんでもないことを言った

不審者が私の彼氏??


ないないない


「私に彼氏なんていません。

ましてやあなたなんか

見たこともないです。」



「照れちゃって。

はら家帰るぞ?


お前の家はあそこだろ?」


家と家の隙間から見える私の家を指さした



「何で知ってるの?」



「言ったじゃん。

澪の彼氏だから。」




「ストーカーの間違いじゃないの?」




「そう言う冷たいとこもいいな。


ほら行くぞ。」



その男は私の腕を掴んで歩き出した




「離してー。」