「透っ、目が覚めたのか?」



誰?コイツ...何で俺を抱き締めているんだよ



「嫌だっ、止めろっ誰だよお前っ!!」


俺は思い切り相手を振り払って叫ぶ



相手の顔を一瞬見ると、とても酷く傷付いた顔をしていた



だって仕方ないじゃんか、




こんな奴、知らないんだから



「一部の記憶損害ですね。」