午前中は一件他社との打ち合わせがあり、それ以外特に問題なく順調に仕事をこなすことができた。
あっという間に昼になり、例の如く瑠華と佐々木が先に昼休憩に入り、交代で俺が入る。
「佐々木、今日社食?A定何だった?」
「今日は鯖味噌定食でしたよ。おいしかったですよ。ね、柏木さん」
と佐々木がにこにこ瑠華に同意を求める。
「ええ」と短く返事を返す瑠華。
そうなのだ……この二人昼休憩が被るから何気に二人で昼食食ってる率高めなんだよね~……
くっそ、羨ましいぜ!
佐々木は瑠華から瑞野さんにターゲット(?)を変えたと思うが、まだまだ油断は禁物!
「部長、今日社食ですか?珍しいですね」と、すぐ傍でメラメラ闘志を燃やしている俺をよそに、佐々木はのんびり聞いてきた。
「まぁね、外行くのも面倒くせぇから、ちゃちゃっと食って戻ってくる予定」
疲れてるからな、出来れば無駄な動きはしたくない。
社食はまぁ、美味いか不味いかと言ったら、はっきり言って美味くない方に入る。
しかも値段も安くねぇしな。
昼休憩ぐらいは社内の人間と顏を合わせたくないと言う理由もあるから、俺は社食を利用する率低め。
だが、前述した通り今の俺は疲れ切っている。と言うわけで社員食堂に向かったわけだが。
一番手前に食券を買う券売機があって、その向こう側で料理を受け取れるカウンターが広がっている。そのさらに奥はテーブルが並んでいる。
しかし一番混み合う時間帯じゃないから、席はまばらだ。
二台あるうちの券売機で社員IDをかざしていると(あ、因みに社員IDカードに現金をチャージしておけば買えるシステムです)すぐ隣の券売機で同じようにIDをスキャンしようとしている女の子の存在に目がいった。
秘書課の
瑞野さんだ―――



