Fahrenheit -華氏- Ⅱ




ようは探りを入れて、聞き込みをするってコト。


だからハロウィンパーティー誘って、三人一緒に居るところの様子を見れれば一番早いかなぁなんて…


一番シンプルで、一番手っ取り早いと思うけど……本当にこんなんで、うまくいくのだろうか。


「瑞野さん可愛いし、モテるでしょ?彼氏とか居るの?」


綾子が早速プランAを実行して、瑞野さんに笑いかける。


「いえ!そんなことないです!彼氏はいません」


「あら、そぉ?実は瑞野さんを狙ってる本社の男って結構多いのよ?ね?」


と、綾子が悪戯っぽく笑って俺の方を見る。綾子、ノリノリだな…


反対に瑞野さんは顔を赤くして俯く。


「そうそう♪それでさ、瑞野さんてどんな男がタイプなワケ?」


「え…?どんなって…どうしてですか?」


と、少し疑うような目で瑞野さんが上目遣いで聞いてくる。


「あー…実はサ、ここだけの話、佐々木が瑞野さんのことを気に入ってるんだよね~…ほら、あいつ純粋だからさぁ。面と向かって聞けないみたいで」


そう言うと、瑞野さんは「ああ…」とちょっと目をまばたきして納得したように頷いた。


すまん、佐々木。


お前をダシにしたこと申し訳ないと思うが、これも会社の未来のため!!←大げさ??


「なぁに?佐々木くんは瑞野さんにラブ?」


綾子がまるで主婦のようなノリで会話に入ってくる。


「佐々木さんいい方ですよね。優しいし」


いい人……


う゛~~~ん…こりゃ決定的に佐々木は望みねぇな。