結局俺は応接室の長いソファに、無理やり寝かされると
「少し休んでください。仕事は僕が何とかしますので」と意気込んで足早に去っていった。
佐々木、頼もしいな…
照明を落とした薄暗い応接室。
大した広さもないから、妙に落ち着く…
俺はぼんやりと定まらない視界で、灰色の天井を見上げて、やがて目を閉じた。
体が疲れているというものあったのだろうか。今頃になってようやく眠気がきた。
一人だし…ぐっすり眠れそうだ。
瑠華はニューヨーク。
五年前に別れた真咲が現れ、
裕二はストーカされてる。
綾子は浮気中だし
桐島はワンナイトラブときてる。(←もう時効だよ)
二村は鬱陶しいし、
瑠華ちゃんは相変わらず可愛い(←この辺思考がぐちゃぐちゃ)
どーなってんのよ…俺の周りは……
そんなことを考えながら、
やがて俺は深い眠りに落ちていった。



