お嬢様と執事様?!

次の日の朝…ー。


「おい、起きろ!」


そんな声と共に、あたしの頭に軽い衝撃が走る。

「いっ…たぁ!何すんのよ!」


「起きなかったら叩き起こすって言っただろ!十回くらい呼んでも起きねぇから、叩いて起こしてやったんだ、感謝しろよ」


「…っ~~こいつっ…」

あたしは海人を睨み付けるけど、海人はそんなあたしを軽くあしらって言った。


「ほら、早く着替えて準備しろよ。それとも、手伝ってやるか?」


「…っ、結構ですっ!」

あたしはそう叫ぶと、海人の持っていた着替えを引ったくって別の部屋に入って着替え始めた。