ぼーるぺん







今にも泣きそうな顔をしている彼女に思わず声をかけた。





「どこか痛いの?」






彼女は消えたい、と言った。





この小さな女の子を守りたいと、僅か11歳の俺が思った、なんて言ったら君は笑うかな。