パーティーが終わり、私は家に帰った。

そして決意ができた。

5年ぶりに会う決意。

プルルルル~

「はい。雪菜?どうしたの?いきなり電話なんて・・・」

「明日あいつに会いに行く。」

「そう。やっと決意できたのね。わかった。便を用意するわ。」

「白羅連れて行っては駄目か?」

「やめといた方がいいかもね・・・」

「そっか。明日ウィルに伝言を頼むよ。」

「ウィルを連れて行かないの?」

「ああ。ウィルを巻き込む訳には行かない。」

「雪菜。たまには誰かを頼ったり、甘えていいのよ?」

「私が人を頼る?おかしなこと言わないで。私は一人でいいんだ。」

そう・・・一人で・・・

「人は一人じゃ何も出来ない。仲間、家族が居てこそ人は生きていける。あなたは一人じゃない。どうしようもなく辛くなったら仲間、家族を信じて頼りなさい。」

涙が溢れ出てきた。

「うっ・・・うっ・・・・」

「ほら、泣くほど辛いんじゃない。悩みがあるなら打ち明けなさい。」

私はすべて話した。

バケモノとか人殺しと言われたこと。

とても辛かったこと。

「そう。でもそれが雪菜ってことわからないから言えたこと。でも雪菜がシャドーってわかって離れて行くような仲間なの?まだ信じられない?人を」

私は・・・私はなぜ仲間を信じれないんだろう・・・

離れて行ってしまうのが怖くてみんなに言えなっかった・・・

結局私は弱いまま・・・

「ママ・・・私みんなに言う・・・もうこんな自分が嫌・・・」

「雪菜に聞くよ?もしそれでみんなが離れてしまったらどうするの?」

「そのときは・・・・その現実を受け止める。」

「強くなったね、雪菜。」

「ママ。また話したいこととか出来たら電話していい?」

「うん。いいよ。というか明日王国で会いましょう。」

「えっ?」

「じゃあ便用意しとくね。ウィルに渡して置くね。じゃあね。」

「あっ!明日って・・・プツツーツー

「切れちゃった。はは。」