「白羅ここだよ私の家。小さくてごめんね。」

白羅は唖然としてた。

「じゃ入るよ。もうウィル帰って来てるはずだから」

バタン

「ただいま~!」

「雪菜!?お帰り。」

「ただいまウィル。新しい家族だよ♪白羅って言うんだよ。」

「お前も雪菜に拾われたんだな。よろしくな白羅。俺ウィル。」

「ウィル白羅は声が出ないの」

「そうなのか?」

「でもね声が出なくても関係ない。これから声が出るようになればいい。そうでしょ?」

「ああ。がんばろうな。白羅」

コクリ

「じゃあ着替えてくる。ウィル案内してあげてくれる?」

「わかった。」

「着替え終わったら私が案内するね」

バタン

「じゃあ案内するな」

「ここはリビング。雪菜は一人で食べてるんだ。俺は執事だから一緒に食べては駄目なんだ。」

白羅は驚いた。雪菜お金持ちだから愛されているとか勝手に思ってた。でもウィルから聞かされたことを思うと雪菜は淋しかったんだなと思った。

「でここが俺の部屋。特に普通の部屋だから紹介する必要ないかもな。」

「いたいた!ウィル!白羅!」

「交代するね!案内し終わったら寮帰るしね。」

「白羅もか?」

「うん。もう手続き終わってるよ」

「相変わらず早いな。」

「あっ!ウィルに言わなきゃいけないことあった。」

「あのね、晶がいた。それと水龍の総長だった。晶にばれた。以上。」