ルキ「っと。着いたよ。雪菜?」

ルキが・・・呼んでる・・・

でも体がうまく動かない・・・

「ル・・キ・・・」

ルキ「雪菜!?」

もうダメ・・かな・・・

そこで意識が途絶えた・・・・


~???~

?「・・き・・きな・・・・雪菜!!」

「ん・・・・誰・・・?ルキ・・・?」

ルキ「目覚ました・・・」

「ここは・・・」

ルキ「病院・・・意識がもうなかったから急いで病院に運んだ・・・」

「そっか。ありがと。」

コンコン

?「入るぞ・・・」

ガラガラ

「おじいちゃん・・・」

祖「ったく。お前は無茶しよって。あのままなら確実に死んどったわい。」

「はは・・・ありがとう。」

祖「それより媟菜はどこに居る?」

「!!」

そうだ・・・駆け落ちしたもんね・・・

「答えられません。」

祖「あの男のとこか・・・今すぐ連れ戻さねば・・・」

「もうやめて下さい!!」

祖「!!」

「なんでママの幸せを奪おうとするんですか!!なんで私たちの幸せを奪おうとするんですか!?」

祖「会社が危うい状況になりつつある!!そのためには媟菜が必要なんだ!!もう一度結婚させ、事業を発展へと導く鍵となるのだ!!雪菜!お前も。」

「私たちは人間よ!!私たちは貴方の道具じゃない!!」

祖「まだ分からんか!!菜魅が危篤状態なんだ!!今ここで会社を潰させる訳にはいかん!!」

「なら私が変わりに会社を継ぎます!!だからママたちには手を出すな!!」

祖「お前は自分の自由より母親の自由を望むか。それでもいいだろう!!お前が変わりになるのだからな!!」

そう・・・これでいい・・・もうこの人はクルッテイル・・・

バキッ

「え?」

ルキ「これ以上雪菜を苦しめるな・・・」