「平気平気!!」

ズキッ

一発当たったか・・・

ルキにはばれない様にしなきゃ・・・

ルキ「一体何が・・・」

「セキュリティが暴走したみたい・・・お互いに撃ち合って自滅みたいな感じ・・・」

ルキ「雪菜?」

「ど、どうした?」

ルキ「顏色悪いよ?」

「そ、そう?それより出よう。これだけの騒ぎが合ったらすぐに誰か来る・・・」

ルキ「でも、ドア・・・」

「あ・・・」

今の私にそんな力が有るかどうか・・・

「蹴り破ってみる・・・」

ドカンッ

やっぱりこの怪我じゃ無理があるか・・・

かと言ってもう一度銃を使う訳にも・・・

ここは10階・・・

私は飛び降りても大丈夫だとしてもルキが出来るか。

「ルキ。」

ルキ「ん?」

「この階から飛び降りれる?」

ルキ「本気で言ってる?」

「・・・ああ」

ルキ「出来るよ。親父に小さい頃から訓練させられたものだから」

「じゃあそこのベランダのドア破るからちょっと下がってて」

バリンッ

「じゃあ行くよ・・・」

あ・・れ・・?頭が・・クラクラしてきた・・・

ヤバい・・・出血しすぎか・・・

ルキ「雪菜?まさか・・・」

ルキが私の服を上げて腹部を見た。

ルキ「貫通してる・・・」

「ごめんね・・・足手まといになるからルキさっき行って・・・」

ルキ「そんなことしない・・・」

グイッ

ルキが私を持ち上げた。

お姫様だっこで・・・

ルキ「掴まって・・・」

タッ