ウィーン

カチャ

ルキ「開いた・・・」

「開けるよ・・・」

ガチャ

部屋の中はあの時と変わらない。

「懐かしい・・・」

ルキ「ここが・・・」

ウィーン ウィーン!!!

「「!?」」

「セキュリティだ!」

壁から無数の銃が出てきた。

「一回出るよ!!」

ルキ「待って!!」

「どうしたの?!」

ルキ「もう開かない。」

「えっ?そんなことやってみなきゃ・・・」

ルキの言った通り開かなかった。

「なんで!?」

ルキ「セキュリティ対策万全過ぎ・・・」

「くーちゃんめ・・・絶対締めてやる・・・」

「「三つイナイニ、デテイケ!!三つタッタラウチマス!!」」

「出ろって言われてもドアが開かないじゃん!!」

ルキ「これだけのセキュリティだとどこかに弱点があるはず・・・」

「あ・・・」

これってルキの家と似てる仕組みかもしれない・・・

壊そうと思えば出来るかもしれないけどルキが居たら・・・

「「一ツ・・・」」

「「二ツ・・・」」

手段は選んでられない!!

「ルキ!!目を閉じて耳を塞いで!!」

ルキ「え?」

「いいから早く!!」

「「三ツ・・・」」

ルキ「わかった」

「「ウチマス!!」」

バババン!!

ルキ「雪菜?」

「ルキ大丈夫?」

ルキ「ああ。雪菜は?」