最強少女と最強の男たち

瑠「高級マンションなのに小さいって・・・」

「なぜ高級に食いつくのかよくわからん。」

瑠「お前んとこはどういう家なんだ?」

「ん~東京ドーム100個分かな?わからん。土地がたくさんあるからな。」

瑠「ありすぎだろ・・・全部あわせたらどれぐらいなんだよ・・・」

「日本一個分じゃないか?海外にもあるしな。」

瑠「まさかのお嬢様か!?」

「今気づいたか。」

瑠「・・・どこの財閥?」

「確か黒木財閥と神谷財閥だったか・・・」

瑠「世界の頂点に立つ会社じゃん!?」

瑠「そこのお嬢様って・・・連れてきて大丈夫か?」

「安心しろ。せいぜい誘拐ぐらいだろ。」

瑠「全然安心できねぇ!!」

「だが・・・来いって言ってくれた時嬉しかった。」

瑠「媟菜?」

「私には許婚が居るんだ。それが嫌で逃げてきた。居る場所はなくなった。最初は自殺も考えた。でも怖くて出来なかった。私は臆病者だな。氷王なのにな。」

瑠「居場所ならここがある。お前はここに居ていいんだ。」

「・・・ありがと。」

瑠「泣くな・・・お前は笑っていた方がかわいいぞ?」

「へ?///」

瑠「何でもない///」

瑠「飯作れる?」

「ああ。待ってろ。作ってくる。」

10分後・・・

「ハンバーグだ♪」

瑠「うまそうだな。」

「じゃあ、食べるか。」

『いただきます!』

幸せだった。

でも長くは続かなかった。

いつも通り瑠維の家に帰ろうとしたら家のものに掴まった。

「離せ!!」

「お嬢様!申し訳ございません。」

ガツッ

「うっ・・・」

気絶させられた。

目覚めたらたら家だった。

手足はベルトみたいなもので縛られた。