死の占い

「美姫!」
千恵は美姫を追って教室を出た。
美姫は階段の踊り場にしゃがみ込んでいた。
「美姫…。」
「千恵…死にたくないよ。」美姫は泣いていた。
「ゴメン。力になれなくて。」
千恵も泣いていた。
「千恵、いままでありがとう。もうすぐ死んじゃう。」
「いやだ。美姫死んじゃいやだ。」
2人は泣きながら抱き合っていた。
時間は12時08分58秒
59秒
09分00秒
01秒
02秒
03秒
04秒
05秒


「美姫〜!」
千恵は泣きながら美姫を強く抱ききしめた…
「痛い、痛いよ千恵〜。」
「えっ!なんで?」
美姫は生きていた。
「わかんない。」
「占いが外れたんだ。美姫やったね!」
「うん。」
「教室戻ろっか。あれ?」
千恵は何かを見つけた。
ナゾナゾの本の切れ端だ。問401
Englishの19ってな〜んだ?
(nineteenでしょ?)
と千恵が思うと、
答え:S
「なんでS何だろう。ねぇ美姫?」
「解説には…
『解説
Sは英語の19番目だからです。』
だってさ。」
「あ〜!なるほど。…ん?ちょっと待ってキーワード何だっけ。」
「Tweleve・Nine・Five」
「英語の12番目と9番目と5番目は…。」
「L・I・E」
「Lieつまり、嘘。」
二人は笑いが止まらなかった。