「やばい…なんか早速辛くなってきた…。
「大丈夫。ゆっくりでいいよ。何時間でも何日でも。」

「うん…。でね、言ったら日向は、私を殴った。蹴ったりもされた。
日向は絶対にそんなことはしない優しい人だと思ってたのに…。
そして
【咲は俺のすべてだ。お前と別れたら俺は死ぬ。】
…そう言ってきたの。」

「し…嘘だろ…。」

日向の目は本気だった。別れたらホントに死ぬんだと思った。
でも…私はまだ中学3年生だったんだよ?
恋なんて全然知らない年だよ?なのに…【死ぬ】なんて…。
付き合うことに死ぬなんて発想、絶対出てこないよ。」