理子は小学校からの付き合いで、ずーっと一緒。
喧嘩みたいなこともたまにはするけど、何だかんだで一番の友達なんだ。

そんな理子と今話してのは、雑誌に載ってるイケメンの芸能人たちのこと。
理子はカッコイイ人大好きで、中学生の頃は好きな人を顔で選んじゃったりもしてた。
でも、今は性格も顔もカッコイイひとを探している。

「そんな人いないって。」って私が言うと
「いるもん!!絶対!」決まってそう答える。

この会話はほんとお決まり。
こんな訳分かんない事で笑い合えるようなことがずぅーっと続けばいいなって思う。


キーンコーンカーン…
チャイムと同時に担任の先生が入ってくる。

朝のHRが始まった。

「おはよー。今日は早速だけど、体育祭の選抜リレーの走者決めるよー。
…体育委員会!進行よろしく!」

「先生めんどくさいからって投げ出すなよ!」

体育委員の一樹(いつき)君が突っ込む。

「いいじゃんいいじゃん!あたしがやるより村澤がやった方がいいよ!」

「…意味分かんねぇけど、まぁいいや!
んじゃーやるか!」

一樹君だけじゃなく、私達みんな担任の絢(あや)先生とはタメ口で話せる仲。
しかもいろんな相談にのってくれて、とても頼れる先生なんだ。

…っていう読者の方への解説を心の中でしていたら…