「先生...あたし、先生のこと好きです」 突然立ち止まった黒木は サラッと、何でもないことのように言った。 まるで、告白し慣れているかのように。 「んねえ、先生?」 俺の腕に絡み付いた細い腕が、薔薇の茎のように見えた。