「もうちょっと、“先生”って呼んでもいい?」 「ええけど、なんで?」 抱き締める手に、力を込める。 「だって、この呼び方に慣れちゃったし」 「たしかにな」 「それに、先生は、“恋の先生”でもあるから」 ふうん。 って、え?? どういうこと??