「今日もサボリ」

わざと「も」を強調して言った。
悔しくて、意地悪したくなった。

「え?どういうこと?ちゃんと説明して!」

母がキレた。わたしは思わず鼻で笑ってしまった。

「なにをいまさら」
母親面しないでよ。

「いい加減にして」

自分が出せる一番低い声で言った。


いままでずっと、ほったらかしだったくせに。
わたしが学校でどうしてるか、いまのいままで全く知らなかったのは、あんたが悪いんだから。