6月22日。
その日は、うだるような暑さだった。

しばらく続いていた雨が上がり、突然晴れた。
太陽がギラギラと、わたしを照らしていた。

学校からの帰り道。
極力日に当たりたくないわたしは、気温32度でも長袖Yシャツを着ていた。

暑い……。

額から汗が流れた。日焼け止めが落ちてしまう。
肌が弱いから、わたしの日焼け止めはSPF30なのに……。


中学生で過ごす、最後の夏が始まろうとしていた。