昼休み、いつも通り三侑と御飯を食べて
くだらない話しをして笑い合って

いつも通りに過ごせるように心掛けた




今日最後の授業は体育




バスケをするらしい



男女混合チームを組む

私と三侑と秀は同じチームになったんだ








私はスポーツは余り得意じゃはない


私と違って三侑は運動部にも劣らないくらいな運動神経で
見てて感動するんだ


「三侑パス!!!」
同チームの女子から三侑にパスがまわった

「おっけー!!まかせろっ♪」


相手チームの間を縫ってゴールに軽く跳んだ


「三侑ナイスシュート」


チームのメンバーが三侑にハイタッチをするために集まっていく

もちろん私も

秀も。


「中村ナイスシュート!!」

秀がニコニコしながら三侑にハイタッチをした



三侑は嬉しそうに笑って
バスケしてるお陰か、秀のお陰か、顔が赤くなってる




まだ時間はある




試合が再開した




秀が相手チームから上手くボールを奪い取り


そのままシュートしに行こうとしたけど相手チームが邪魔をして上手く進めない


ゴール近くにはさっきから同じ所で試合の観戦をしてる私ともう一人、三侑がいる


ここは三侑にパスしかないでしょ





「ほらっ!!!ボケっとすんな!!麻、パス」


って・・・・










え・・・!??







試合中にもかかわらずゴール近くで試合を観戦してた私に秀がパスをする






「そのまま決めろ!!!」



無茶な・・・





大体、誰が考えたって三侑にパスするでしょ・・・



「麻!!!早くしろ」




よし!!もう、いちかばちか奇跡が起こりますように




えい