茜の空




重なる唇。



準の舌が首筋を這う。



激しく、強く求め合った。



必死に時間を止めようとして、
影を重ねた。



準がいれば強くなれる。



乗り越えられる、そう確信した。









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『卒業生入場!』



1組から順番に拍手で迎えられる。



準は6組に並んでる。



目が合うと、優しく微笑む。