茜の空




休み時間。



次の授業が入ってないのを
知ってか、校長に呼び出された。



滅多に入らない校長室のドアを
ノックする。



『失礼します』と中に入ると、
ソファーに座るよう言われた。



話の内容は、契約期間終了日の説明と
進路について質問された。



『留学を考えています。』



そう答えると、どこからともなく
声がした。



『その言葉を待ってたわ!』



聞き覚えのある声。



更に奥の部屋から勢いよくドアが開き、
顔を見せたのは
あの、長谷川鈴江氏だった。



あっ!と口を塞ぐ。