茜の空




理性が音をたてて崩れていく。



完全に、私の負け。



『…好きだよ。好きに決まってんじゃん…!!』



言い終えると同時に、暗くなって、唇が重なるのがわかった。



頂上だ───。



優しく、温かいキス。



一生懸命張っていた曖昧な境界線が
ぼやけて消えた。



頭の中は真っ白。
何も考えられない。



ただ反応してるのは、2人の本能だけ。



熱い胸が焦がれてく。



優しく舌をからませて、君に応えて、
このまま時が止まればいいと願ってしまう。



不思議なくらい、君が愛しいの。



不思議なくらい、君を求めてしまうの。



不思議なくらい、理性を見失うのよ…。



ほんの数分でも、バカみたいに逆上せてる…。



ゆっくりと唇が離れて。