ブォォ〜…と煙をあげる”引っ越し“と書かれたトラックの横で別れの挨拶をしている少女


『…では皆さん行きますね』

「本当に行くのか?」

『うん…もう決めたことだから』

「もう平気なの?」

『…うん』


旅立ちを目前として口々に別れを惜しむ声を出す友人

「もうそろそろ出発します」

『あ!すみません。それじゃみんな元気で』

と言いトラックの助手席に座る

「元気でね…」

「辛くなったらいつでも戻ってこいよ」

『うん!じゃあねみんな』

お互いに見えなくなるまで手を降り続けた


そんな少女こと私は遠山 蒼羅[Toyama Sora]
 高校一年の女子高生なりたて

そんな私は超田舎の故郷を離れ都会に引っ越すのだ どうして引っ越すのかはまだ秘密

普通なら胸がドキドキわくわくするべき何だけど…私は普通じゃないからドキドキもわくわくもしない
傷ついた私の心は大分重症みたい…
この傷はきっと直ることも癒すことも誰かに打ち明けることもないかと思ってた


この時の私は…―