「玲ってば、可愛いんだから~。」 美姫もあとを追って教室から出る。 ・・・もうだめかも私。 心臓が破裂しそう。 第一、告白の言葉も決めてないし、一体どうなるんだろう・・。 昨日はできてた妄想だって、今は一つも頭に浮かばない。 ・・浮かんでくるのは、悪い結果ばかり。 あの人から笑顔が消えてしまうんじゃないかって、そんなことばかりが頭をよぎるんだ。 不安だよ・・・怖いよ私。 足取りがいつもの倍以上に遅くなった。