カップルだらけの中、私達は服や靴を見て
『かわいい〜』
と、はしゃいでいた。
香とお揃いの靴。
『これ履いて、またでかけよーね!』
香は無理しているのが分かるぐらいで、気持ちが締め付けられた…
そして、またあの公園。
涙を流しながら、ようやくしん君との事を話してくれた…
『最初は信じてた。でも、どんどんしんがその子を見る目が変わるのが分かってきたの。それでも、私はしんにこっちを向かせた。それがダメだったのか……しんに別れてと言われたよ。』
『………』
私は何も言えない。
だから香の肩を抱いた。
香も何も言わずに、ただ泣いていた。
香の頭にあごを乗せ、よしよしとしてあげるのが今の私に精一杯だった。
『華奈は大介に行くんだよ!ずっと好きだったんだから!何があっても…。私の事気にしないでよ!』
泣きながら言う香に
『うん…』
としか言えなかった。



