こうして俺たちは三人で旅をすることになった。

「俺は明日このルータルスクを出る。
準備しておけ。」

「了解」
「おう!」

「とりあえず今日は解散だ。
必要な物は今のうちに準備しておけよ。」

そう言い残して俺は部屋へ戻り、ベッドに身を投げ出しそのまま寝てしまった。

――――――――――――「…ん、………ごめんね、君を傷つけたいわけじゃないんだ。
だから、せめて、せめて君だけは守らせて………」

誰だ?誰だよ
なんでそんな悲しい声で俺に謝るんだよ…――――――――――

ハッとして俺は目が覚めた、
最近よくこんな夢を見る。
だけど顔がわからねぇ。
誰なんだ本当に。

コンコン
ドアを叩く音が聞こえた。

「ゼロ?ヒューイだけど、入ってもいい?」
「ああ」

ガチャと音を立てヒューイが入ってきた。

「大丈夫?顔色悪いみたいだけど」

「大丈夫だ、ちょっと変な夢見ただけだ」

それよりヒューイはなんで俺の部屋に来たんだ?
そう思いヒューイに視線を向けた、

「ああ、ゼロにちょっと用事があってね」

「何だ?」