「ミラルね。
ゼロ、どうするの?」
「お願いだ!俺も連れてって欲しい!!
ちゃんと役に立つから!足は絶対引っ張らない!」

少年のこの必死さが俺はあの時の自分と重なって見えた。
だから気づいたら俺は
「俺は別に構わねぇ。
魔法使いはいれば何かと便利だからな。」
と口にしていた。
だからヒューイはめちゃくちゃびっくりしていた。

俺の方を見ながら「え?いいの?」って顔して俺を見てくる。
俺はいいって意味を込めて頷いた。
そしたらミラルが

「よっしゃぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
って叫ぶのを見て俺らは顔を見合わせて笑った。