「俺は……ゼロ・フェミニアだ」

「そっか。
ねえ、いきなりなんだけどさ!よかったら俺とパーティー組まない?
此処から先は危険になってくるし、俺一人飽きてきちゃってさー。
どうかな?
お兄さんが嫌なら仕方なく、俺は諦めるんだけど…」
「お兄さんはやめろ。ゼロでいい。
足を引っ張らないんだったら俺は別に構わねぇ。」

「ほんとに!?良かった~。ここら辺あんま人来なくて困ってたから本当に助かったよー!
俺もヒューイでいいから。
改めてよろしく!
剣は多少使えるんだけど、基本は飛び道具専門なんだよね。」

「そうか、ならそれだと一人はきつ「なー、なー、なら俺も入れてよ?魔法専門なんだ。」

「君は?」

俺の言葉を遮って話しに入ってきた奴は俺らより幼い感じをした少年だった。
ヒューイは俺と同じ歳くらいで茶色い髪に顔には常に笑顔だ。

「俺は魔法使いのミラル・ミェーフェンだ」