えっ!?今度は誰!?


てゆーかどうしよう(汗)


すると、さっきの男子が私の腕を自分の方へ引っ張った。


「へっ!?ちょっ!!」


「しっ黙ってて。バレたらお互いまずいだろ?」


そう言いながら私の口を男の子の手が覆った。


ふぉっ!て、手が!!


しかも、もう1つの手が腰にまわってる!!


「おーい、キリー?いるんだろ?」


「はぁ、あいつか…。」


どうやらこの人の友達らしい。


そりゃ探すよな、授業だったんだし。


でも、終わったのか…?


「じゃあ、俺は先に出て教室戻るから。見学はもう終わったのか?」


「え、あっはい。」


「帰る時はさっきの階段を1階まで降りて、右に曲がって、少し歩くと広いとこに出てから。そこの左の所が生徒以外の出入り口だ。」


「は、はい。」


「じゃ、気ぃつけて帰れよ。」


そう言って彼は友達のもとへ行ってしまった。


一応心配してくれたんだ…。


あ、名前。


聞いてけばよかったな…。


気づけばもう2人の足音は聞こえなかった。


…よし、そろそろ行くか。


帰りは無事帰れたのでした―――――――