…あ、そっか。


一緒にいるところ見られたら大変だもんね…


「…はい。じゃあ、先戻ります。」


私が立って行こうとした時、先輩は私の腕を引っ張り自分の方に引き寄せた。


「放課後、文化祭の片付けが終わったら屋上に来い。」


先輩は耳元でそっと、そう囁いた。