えっ嘘、なんで!? 私はとにかく気づいてもらうためにドアを叩いたが、この階はほとんどの部屋が資料室などであまり人は通らない。 「……どうしよう。」 窓から出ようにもここ6階だし、人ほとんど通らないし…… 「…あっケイタイ!」 ポケットの中を探ってみた。