「フッお前はまったく飽きない奴だな。」 先輩の手が私の頬の方にのびてきた。 「ケチャップついてる。」 そう言って、先輩は自分の親指で拭いペロッと舐めた。 ―――ドキッ ……まただ。 前にも同じような思いをした気がする。