それからは、あたしの感情が少しずつ失っていく。

ついには、痛覚さへも失った。

東京の煌びやかなネオンの輝く一室に、虚しい笑い声がこだまする。

「いつものあの彼女? は、最近、見かけないけど、どうした?」と同僚の先輩風のホストが哲治に訊く。